最近、朝刊一面の見出しから新型コロナの文字を見かけなくなりました。しかしコロナに翻弄されている間に、2025年問題(団塊の世代が75歳以上の後期高齢を迎えることで、医療・介護が必要な人口が急速に増え、その結果、若い労働人口が減って、様々な社会問題が起きる。)を迎えます。
現在の死因第1位は癌、第2位心疾患、第3位老衰となっています。中でも、高血圧・糖尿病・腎機能障害・貧血などの合併症を有する心不全の高齢者が急増しています。これを新型コロナ感染症になぞらえて心不全パンデミックと称するようになりました。
居住する地域に心不全患者が一定数住まわれていることは、個々の家庭の問題に留まらず、地域を構成する住民にとって、住むうえで療養にふさわしい生活環境なのかが問われます。例えば、頻繁に急患が発生し、救急車が往来する街並みは果たして住みよい街と言えるでしょうか?
世界一の長寿国といわれる日本。個人の健康ばかりでなく、街自体が健康そのものなのかを問い直す必要があると考えます。
慈弘会職員は朝礼で法人理念と行動規範を読み合わせしています。その中に「地域にあってよかったと思われるクリニックを目指す」とあります。これからも医療法人社団慈弘会は、専門性を活かし、「地域の健康」に貢献してまいります。
名称 | 医療法人社団慈弘会 |
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所在地 | 北海道帯広市西18条南3丁目1-21 |
設立 | 2000年10月 |
理事長 | 森 光弘 |